会計本まずはここから 書評50『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?~身近な疑問からはじめる会計学~』山田真哉

書評

2005年出版のベストセラー。会計本ですが、
BSやPL等の財務諸表の知識、仕訳の方法等はほとんど書かれていません。
日々の生活に出てくる会計を身近に感じられるようになるとともに、
数字のマジックに惑わされなくなる思考力を鍛える一冊です。


タイトルが示すような読者に「なぜだろう?」と思わせる事柄を紐解く形で
ストーリーは進行していきます。


出てくるのは簡単な計算式のみで、簿記の知識も決算書を読み解くスキルも
必要ありません。
それだけに、「あぁそうなんだ」と納得感を持って読み進められる内容になっています。


ただ、業種は何であれ「モノ」を扱うビジネスマンには心して読むべき一冊です。
過剰在庫の補填費用、一方で需給逼迫による機会損失等、耳の痛い項目が並べられています。笑
簿記の勉強をやっていると机上の数字ありきで学んでしまうので、
「お金の動き方」がイメージできぬままになってしまうことがままあります。
身近なお金の動き方をイメージできるという意味では、本書は入門書として最適です。


自分のやっている業務と内容がリンクしていて「あるある」が沢山得られました。
「会計ちょっとかじってるぜ」って人には物足りないかもしれませんが、
後輩の新入社員などに勧めたい社会人の教科書的な一冊でした。

3.4

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