若手社会人必見!経済の仕組みが学べます 書評36『99%の日本人がわかっていない国債の真実』高橋洋一

書評

著者の唱える「経済は仕組みを理解すればシンプル」の意味がよくわかりました。

「国債」をメインテーマに、政府・民間企業・国民がどのように
経済を回しているのかを学ぶことができる一冊です。

私も日経新聞の金融欄見ながら分からない用語を検索しまくる
「わかってない99%」でしたが、本書を読んでかなり理解が進みました。
今まで読んだ経済書の中でダントツにわかりやすいです。

多くの国民が抱いている「国債=国の借金=少ないほうが良い」という誤解を解くことが出来ます。
国債の流通経路を辿りながら、経済が活性化する仕組みを学ぶことが出来ます。

そして何より勉強になったのは、国債の売買について
「買い手となる国民の思惑」「財務省の思惑」「民間金融機関の思惑」
それぞれの目線に立って論じられていることです。


本書を読めば、なぜマスコミが国債を悲観的に捉えるのか、
なぜ金融機関が国債ではなく株式や投資信託を勧めてくるのか、
よく見る報道の裏側を読み取れるようになります。
元財務官僚である著者は、教科書的な経済理論ではなく
組織の裏側まで知り尽くしておられ、国債を巡る当事者の思惑が
本書を読めば透けて見えるようです。


もちろん、著者が保守的思想を持ちリスクの高い金融商品を毛嫌いしている
傾向はありますし、自身も認めています。
外国債軽視の考えに対して、中には批判の声も挙がっています。


しかし、それを鑑みても、金融初心者はリテラシー向上のために本書を是非読むべきです。
マスコミの思惑に惑わされないようにするには、まず自身の意思を持つことが必要です。
そのためには勉強が必要です。
読後はかなり、国債に関して頭をスッキリ整理出来ます。

社会人生活の早いうちに出会えてよかった一冊でした。

4.0

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