書評26『我が闘争』堀江貴文

堀江貴文著『我が闘争』の書評 書評

4.0

〈読んでほしい人〉
・ホリエモンとは何者か?が気になる人
・インターネットの黎明期に興味がある人
・一歩踏み出す勇気が出ない人

人間は無いものねだりをしたがります。
隣の芝生が青く見えてしまいます。

だから、私は本能のままに行動を起こせる
堀江貴文という人物を尊敬してしまいます。
批判や文句や納得できないことと闘い続けてきた著者の「闘争劇」を
垣間見ることは、読者の挑戦心を刺激し、一歩踏み出す勇気を与えてくれます。


本書は、著者の半生を描いた自叙伝です。
ズバ抜けて優秀だった幼少期から、起業を決意した大学時代。
お茶の間の人気者になったプロ野球球団買収騒動や、
一気に世間のバッシングの対象となったフジテレビ買収騒動、
そして逮捕までに至る道程が記されています。

著者は常に前を見続けて行動を起こしています。
その過程で、他人から誤解を浴びることは多々あるけれども、
限られた人生、限られた可処分時間を有意義に過ごすことに
全力傾注しています。

アドラー心理学ではないですが、他者からの承認欲求を
完全に否定した生き方を実践されている
、ということが
文中の表現から窺えます。

僕は人からどう思われようと構わない性格だ。つまり嫌われても気にならないということ。  僕を嫌いかどうかは、僕ではなく相手の問題である。相手を変えようとして努力したところで限界はある。いやそれはたぶん無理なことだ。  そんな意味のないことに気持ちや時間を取られるくらいならば、目の前の自分のやるべきことに集中した方がいいに決まっている。人生は短い。


黎明期のインターネット業界を生き抜いてきた著者は、
後にも政界進出、YouTuber、そして宇宙事業と
自らの興味の赴くままに走り続けています。
限られた時間で、もっと幸せになるために、もっとワクワクするために、
飽くなき挑戦を続けています。


色々バッシングはあると思いますが、
著者は私に『嫌われる勇気』を実践して示してくれています。
怒られること、否定されることを恐れて行動できない恐怖心が、
著者の書籍を読むとフッと軽くなる瞬間があります。


もちろん上記は自己啓発の効用なので、
私も恐怖心に打ち勝つ行動をしなければ本書の読破は自己満足に終わってしまいます。

ただ、著者の顔が見えているからなのでしょうか。
時折人間味を見せてくれるからなのでしょうか。
本書の一言一句は、他の啓発本よりも私の脳内を強く揺さぶります。


世の中にはリスクを顧みずに挑戦を続ける人がいる。
それを知って私も立ち止まっているわけにはいかないと思うのです。



個人的には『スティーブ・ジョブズ』に並ぶレベルで面白い自叙伝でした。

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