‹読んでほしい人›
・会社勤めで成長したい人
・自己発信で副収入を得たい人
・旅行が大好きな人
私はインドアかつサラリーマンなので共感できるかな?と
思いつつ手に取りましたが、目からウロコの内容でした。
決して起業や海外移住を考えている人向けの内容ではなく、
「集団から一歩抜け出す思考法」を学ぶことができます。
本社は海外を拠点に働くノマドワーカー2名の合作ですが、
お二方とも企業就職から社会人人生をスタートさせています。
そこで培った持論として、「30歳まで企業で社会人としての
基礎となる”ベーシックスキル”を身に着け、その後にリスクを取って
自分だけの強みとなる”専門スキル”を身につける」ことが成功への道筋だと
説いています。
生粋の起業家が書くビジネス書には、「企業勤めは無駄。自分の
やりたいことだけやろう」と書かれてあることが多いので
若いうちは営業職なので苦労を、という著者の持論は新鮮に感じました。
そして基礎体力をつけた上で、他人から「この人は何者か」を
認識してもらえる専門性を高めるためには、
「マイナージャンルをSNSで発信すること」が近道だと説きます。
誰しも生きていれば、熱中できる趣味が1つはあるはずです。
そして現代には、その趣味の素晴らしさを多数の人に発信できる
SNSツールが沢山あります。
この手段を利用しない訳にはいきません。
自分の熱意に受け手がリプライを返してくれ、その波が渦になり、
発信したコンテンツがどんどん広まっていきます。
そしてその渦は自分を表す「専門性」となり、やがてビジネスへ
発展していきます。
#あと、発信するのは楽しいです。
このブログで言えば、読書した内容をアウトプットして、
それが自分の血肉になり、表現方法を模索していく過程が
自分はとても好きだなぁと感じます。
旅の良さに関する記述、については
自分は実感できるほどの経験値が無いので割愛しますが(笑)、
まず下積みとしての「ベーシックスキル」を磨き、
どこでも働ける「テクノロジー」のノウハウと、
自分だけが見出だせる「クリエイティブ」なノウハウの
三本柱を磨いていくことで、ニューノーマルな時代を
生き抜く人材になれます。
起業人の本は共感しにくいと思っていたのですが、
企業に依存しない働き方が求められる今、とても興味を惹かれる
一冊でした。
自分と違う視点を持つ人の意見を取り入れられて面白いです。
コメント