書評2 『メンタルの強化書』佐藤優

書評

元外務省主任分析官、「知の巨人」、佐藤優さんの著書。
名前からして自己啓発の雰囲気が漂うが、著者が佐藤さんというのと、
『「前のめり」な生き方は他者に利用される』という
「前のめり」を心情とする私には刺激的な広告を見て購入を決意。笑

現代人は日々様々なストレスが発生する環境で生きている。
真面目に働く人、繊細で優しい人が勝ち残る世界ではなく、人を人とも思わない
「図々しい人」が成功者になる世界である。
メンタルを強くするためには、「自分自身の内面をしなやかに柔らかくすること」
「自分を取り巻く環境を変えること」の2つが重要である。

いくら前のめりでがむしゃらに頑張っても、「図々しい人」に都合よく踊らされている
可能性もある。少し不真面目に、物事を斜に構えて見るくらいが丁度良いのかもしれない。
世の中には「自己責任」という言葉が蔓延している。一緒に「努力」という言葉も多く使われ、”努力しない人→自己責任”のロジックが成り立ってしまっている。
だが、「努力」は第三者に指図されてするものではない。「自己責任」から生まれる「結果」は受け入れなければならないけれども、その過程の「努力」を他人から押し付けられるべきではないし、成功者の努力論として美化したりするのもおかしい。
「責任」と「自由」が表裏一体だとしたら、経営者よりも「自由」が少ない被雇用者が「責任」を負わされるのは本当はおかしいのだ、というのを念頭に持っていくと少し楽になる。

怒りのコントロールは大切。相手の怒り、焦りの原因がわかれば怖くない。

…気になったところを抜粋するとこんな感じ。響く文章もあったが、後半はちと
よくある自己啓発の内容が多めだったかも。
真面目過ぎるのは良くないというのはとても理解できる。「図々しい人」が出世するのだという理論も。
なので普段の業務では、なんでもかんでも引き受けずに一歩後ろで俯瞰する目を持つことが大切だと思う。どの業務に注力して、どの業務を切っても良いかを養う目。
一方、上位者になればなるほどその姿勢が先行して普段の努力を怠ってしまうことも理解できる。どうすれば明日の自分がより大きくなれるのか、考えながら行動することはとても重要だなあというのが、読後湧いてきた感情である。
心を柔らかく生きよう。色んな視点で物事を見よう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました